電子スピン共鳴

設置場所:共同研究棟A棟 001

Bruker社製EMX(設備ID:MS-215)

メーカーBruker
型式EMX Plus
導入年度平成17年度

電子スピン共鳴(ESR)装置は、不対電子(電子スピン)をプローブとした分光装置である。 静磁場中に置かれた電子スピンはエネルギー準位が分裂し、一定のマイクロ波を加えながら静磁場 を掃引すると、このエネルギー差に相当する磁場で共鳴が起こる。この共鳴磁場や吸収強度などの観 測から、電子スピンを持つ原子や分子の量、構造、電子状態などに関する情報が得られる。ESR 装置 は、有機ラジカルや遷移金属などを含む物質の物性研究の他にも、放射線や酸化などにより不対電子 が生じた岩石や食品の評価、触媒や重合反応などのプロセス追跡にも利用される。 申請の際は、実施計画に利用希望装置を明記下さい。

主な仕様
FreqencyX-band(9.4 GHz)
Magnet-5mT〜1.45 T
ResonatorHigh Sensitivity(ER 4119HS)
Dual Mode(ER 4116DM)
Optical Transmission (ER 4104OR)
Temperature(ESR900)4〜300 K
(ER4131VT)100〜300 K[LN2]、RT〜500 K[Air]
OptionTeslameter、Goniometer、Light source
支援形態/料金
大学官公庁
協力研究なし成果公開
施設利用無料
技術代行なし
民間
施設利用 4,000円/時間
+寒剤 8,000円/時間(ヘリウム)
+寒剤 100円/時間(窒素)
技術代行なし
所内施設利用無料
民間施設利用7,900円/時間
+寒剤 16,000円/時間(ヘリウム)
+寒剤 200円/時間(窒素)
成果非公開
技術代行なし

■ マシンタイム調整
毎月マシンタイム調整にて、翌月の予約を調整しています。当月1日より、空いているマシンタイムは随時予約可能です。

■担当

横山利彦センター長
中村敏和チームリーダー
浅田瑞枝技術員
藤原基靖主任技術員
宮島瑞樹技術員
伊木志成子特任専門員
代表[ esr@ims.ac.jp ]
0564-55-7476(藤原)
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